高速にて
ある高速道路のパーキングのでの事です。
時はすでに夜中。
眠気覚ましに入ったそのパーキングには、
やはり同じようなトラックが多く止まっていました。
財布を持ち、カギを閉めまずトイレに行き、
その後中に入って少しブラブラして、
温かいコーヒーを買って自分のトラックへ。
トラックの近くまで戻ると車内に人影が。
車上荒らし?そう思ったもののカギはちゃんとかけたはず。
近づくと、その人影は中年の男性。
カギを開け、ドアをあけステップを踏みました。
声をかけようとしたときに気が付いた。
向こう側が少し透けて見える・・・。
おじさんは何かを探してるようにしてた動きを止め振り返り、
「○○に行きたいんだけど伝票が見つからないんだ」と。
「おじさん、悪いけどこの車は○○には行かないよ。」
そう答えると、
「そうなんだ」
と残念そうにうつむき、そして助手席側に消えていきました。
そしてふっととなりのトラックを見ると、
隣のトラックの運転席あたりで同じように動く人影が・・・。